渋谷駅前の待ち合わせスポットとしておなじみのモヤイ像。
存在は知っているが、一体モヤイってなんだ?と思っている人も多いだろう。
私も詳しくは知らなかった。
特に興味もなかった。
まずは、私がモヤイ像について調べる事になった経緯から説明しよう。
私は関東に住んでいる。
伊豆が好きでよく伊豆に行く。
伊豆半島の南にある下田市。
その下田市の道の駅『開国下田みなと』を散策している時だ。
変な石像があるではないか。
近くまで行って見てみると、なんと・・・
『モヤイ像』と書いてあったのだ!!
「モヤイ像って、渋谷にあるのと同じ名前だ。なんでだろう」と興味を持った私。
というわけで、調べてみました~。
モヤイ像は、伊豆諸島の新島で作られたもの。
「抗火石(コーガイシ)」という石を彫って作られているのだが、この抗火石は新島とイタリアのシシリー島にしかないといわれる、世界的に大変珍しい石らしい。
この石でイースター島のモアイをヒントに像を作り、新島から日本各地に寄贈された。
渋谷や下田のモヤイ像もその一つ。
渋谷駅以外にも、蒲田駅、竹芝朝橋内の「ニュートピア竹芝」の広場などにあるようだ。
「モヤイ」とは新島の言葉で「助け合う」とか「共同作業をする」という意味。
モヤイ像はその言葉の由来と男女一対で贈られる事から、「縁結び」の意味を持つようになった。
渋谷駅のモヤイは1体しかないが、裏と表にそれぞれ男女の顔が彫られている。
蒲田駅には最初は2体のモヤイ像がいたが、現在は1体のみ。
1体は、青森県深浦町の観光施設「WeSPa椿山(ウェスパ椿山)」に贈られたのだ。
ウェスパ椿山
http://www.wespa.jp/moyai.html
伊豆の下田にあるモヤイ像も、表裏に男女の顔が彫られている。
下田の街の方を向いているのが女「新島モンモ(未婚の娘)」。
新島の方向を向いているのが男「ペリー提督」だ。